だけど 今 触ってみる
胸のリズムが
大丈夫だって跳ねているから
普通の顔した
女神のお出まし
暑さで失った頭ん中で
「貴方が落とした物はどちらか」
酷く錆切った心差し出す
選んできた 今までも
迷いながら
そうやって ひとつ犠牲を作らなきゃ
だけど 今 触ってみる
胸のリズムが
大丈夫だって跳ねているから
落ち込まないでと
言われて落ち込む
そんな顔してる
つもりはないのに
あんたは誰なの?
何が分かるのか
インチキなんだよ
最後は自分を
信じてる 飲み込んでく
ぬるい空気も
そうやって いつも綺麗にしてきたよ
だけど ほら 滲んでくる
胸の底から
大丈夫じゃない色した水性が
詰まる喉の蛇口捻って
出せるもの出して生きること
それは幸せなんだろうか
選んできた 今までも
迷いながら
そうやって ひとつ犠牲を作らなきゃ
だけど 今 触ってみる
胸のリズムが
大丈夫だって跳ねているから